全国大会3位と「絆」
3月4日東京の駒澤体育館で開催されました全日本綱引選手権大会に3位に入賞しました。常に一番輝く色を目指していましたが、今回も指定席になりました。神様は「もっと練習や自己研鑽に励め!」と見守っています。
しかし、今回は特別の思いがあった大会でした。
それは、昨年の東日本大震災で被災され方々に支援しようと言うことで、現地でドラム缶風呂に入浴の案がありましたが、衛生上から不可になり、現地で綱引大会開催で、子供達に元気と笑顔を取り戻そうと綱引大会を計画。しかし、現地体育館は避難場所、グランドは仮設住宅建設中で使用不可。最終的に7月に宮城県の南三陸町の監督、キャプテン、副キャプテンを招聘して、合同練習や北信越大会に出場。監督の叔父・叔母の家族6人が行方不明、キャプテンの新築の家が流失、副キャプテンは一部被災の現状で、友人の死亡・不明者多数、綱引用具一式も流失で練習は一切不可能でチームはバラバラと壊滅状態。もう綱引との関係はないとのことでしたが、南砺市へ来て、また綱引きを行える勇気や絆を頂いたと感謝の念で義捐金を手に帰宅されました。
そして12月に監督より吉報が「宮城県大会優勝で全国大会出場」とのことでした。一方では、2月の抽選により、奇しくも予選リーグは同じブロックになりました。
迎えた全国大会では、城端は1位通過で彼らは2位で決勝トーナメントに進出です。今まで何回も全国大会に出場したが、2回勝利が最高で、もちろん4回勝利は初。これも南砺市民、南砺市綱引協会、城端綱引クラブ、皆さんの厚いご支援があったからだと、監督・選手の皆さんは涙ながらに、語ってくれました。
でもこれで終わらないのがスポーツ綱引。決勝トーナメント1回戦は何と彼らは1敗の後2勝し逆転でベスト8に勝ち進みました。宮城県勢では快挙であり、何か自チームの勝利より胸が熱くなりました。
最後に両チーム記念撮影して駒澤体育館を後にしたが、「絆」をあらためて強く感じた大会でありました。
ちなみに、女子の富山レディースは初の全国大会でしたが、予想を覆し、予選で2勝も上げ強豪相手に大健闘。惜しくも決勝トーナメントには進出できませんでしたが、今後の活躍が楽しみです。応援宜しくお願いします。
・全日本選手権大会試合結果